初代ジャイアン役、たてかべ和也さん死去
アニメ「ドラえもん」の初代ジャイアン役で知られる声優のたてかべ和也(かずや、本名立壁和也=たてかべ・かずや)さんが18日午後1時49分、急性呼吸器不全のため東京都内で死去した。80歳。北海道出身。
出典:日刊スポーツ
アニメ「ドラえもん」の初代のジャイアンの声を26年間にも担当していた声優のたてかべ和也さんが急性呼吸器不全のためお亡くなりになられたそうです。
たてかべさんのご冥福をお祈りします。
2009年には胃がんに。
たてかべさんが都心にある大学病院で胃がんと診断されたのは75歳の誕生日を迎えた直後、09年7月27日のことだった。がんは悪性度の高いスキルス型だった。
四半世紀にわたって務めてきたジャイアン役を、05年3月に後進にバトンタッチしたあとも、たてかべさんは声優、および声優の指導者として活躍していた。09年も年初から『ヤッターマン』のトンズラー役を担当しながら、若手声優の指導、講演活動、声優志望者向けの案内書の刊行なども精力的に行っていた。
そんな多忙な日々を送っていたたてかべさんが、胃の不調を感じるようになったのは09年5月、ゴールデンウィークが明けたころだった。出典:がんサポート
80歳でお亡くなりになったたてかべ和也さんですが、
6年前には、胃がんを発病されていたようです。
ステージは4期でかなりがんの進行が進んでいたにも関わらず、
たてかべさんは当時「ヤッターマン」のトンズラー役をレギュラーで担当しており、
手術よりも仕事を優先したと言います。
彼のそんなプロ意識の高さが声優としての彼の不動の地位を築いていたのでしょう。
当時のことをたてかべさんはこう語っています。
「自分のことなのに、ステージも覚えてなかったんですよ。先生は大手術になると言っていたし、その前に抗がん剤もやるような話もしていたので、初期のがんではないと思ったけど、それまで1度も入院したことがなかったせいか、がんと言われても自分のことのような気がしなかったんです。
死の予感? それはありました。でも、死への恐怖みたいなものは全くなかった。この年まで元気に働かせてもらい、役にも恵まれて、いろいろやってこれたんだから、もう十分という気持ちでしたからね」出典:がんサポート
日本のアニメ界、そして声優界の重鎮として何十年にもわたり業界を引っ張ってきたたてかべ和也さんは、晩年は声優事務所のケンユウオフィスの取締役として経営面でも活躍されていたようです。
生涯現役で走り続けたたてかべ和也さん。
今は安らかにゆっくりと休んで頂きたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
<ジャイアン役を引き継いだ木村昴さんとのツーショット>